■第35回フェブラリーステークス(GⅠ)

1984年に創設された、GⅢのハンデキャップによるダート重賞「フェブラリーハンデキャップ」が本競走の前身で、現在JRAで行われているダート重賞競走では東海Sと並んで一番古い歴史を持ち、創設時から東京競馬場・ダート1600メートルを舞台に行われている。その後、1994年にGⅡに格上げのうえ、負担重量を別定に変更し、レース名も「フェブラリーステークス」に改称された。
1997年の中央競馬・地方競馬相互間における交流競走の拡大に伴いJRA初のダートGⅠに格上げされたうえ、負担重量が定量に変更され、本競走は国内の上半期のダート最強馬決定戦に位置付けられた。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第35回フェブラリーステークス(GⅠ)

GⅠに格上げされた同コース、同距離施行の過去21年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気の連対率が50.0%と連対実績はほぼ上位人気馬に偏っています。平均単勝配当2021.0円、平均馬連配当7219.5円となっていますが、これは2014年「コパノリッキー」が単勝27210円、馬連84380円を演出したためで、他は連対馬を含め9番人気以内に収まっています。


馬齢別連対実績からの傾向です。4歳、5歳馬の連対率が際立っています。優勝馬は4歳~6歳までで、7歳以上は2着のみとなっています。馬単、三連単購入予定の方は是非参考にしてみてください。


馬番からの傾向です。唯一5番のみ連対実績がありません。平均人気は9.5と若干高めではありますが、平均着順9.8と人気以上に走っていない結果をみると、ゲンの悪い番号なのかもしれません。勝負事なので、迷ったときの参考程度にお願いします。


脚質からの傾向です。先行、中団からの差しが中心になりますが、逃げ切りの実績も2回あります。2005年の「メイショウボーラー」、2011年の「トラセンド」の2頭で名馬入りするくらいの強力な先行力がないと厳しいといえそうです。近年の逃げ馬は全て10着以下の結果となっています。


前走クラスと着順からの傾向です。下級クラスからの連対実績が1回ありますが、GⅠでは本賞金的に厳しいため、ほとんど出走機会はありません。2009年の「カジノドライブ」がアレキサンドライトS1600万下(ダート1800m)優勝から同レース2着が唯一の連対実績となります。


前走レース距離からの傾向です。1800m、2000m、2100mを使っての連対率が高いことが伺えます。ステップレースによる影響になりますが、前走1600mレースからのローテーションでの連対実績はありません。該当馬には臨戦過程に注意が必要です。


前走レース名からの傾向です。ダートの名立たる重賞レースからの参戦がほとんどになりますが、1998年の「グルメフロンティア」が中山金杯GⅢ(芝2000m)からの参戦で唯一、芝レースをステップにしての連対実績もあります。それまでのレース実績より、強力なダート適正を示していたわけではなかったため、同様のローテーションで該当馬がいた場合は取捨選択に迷いそうですが、最低限重賞レースを勝つくらいの実力は必要であると結論付けておきます。
近年の連対実績からは、根岸SGⅢ、東海SGⅡ、チャンピオンSGⅠからがローテーションの王道といえそうです。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
「ニシケンモノノフ」「アウォーディー」「ロンドンタウン」「ノンコノユメ」「レッツゴードンキ」「ゴールドドリーム」「サンライズノヴァ」の7頭です。


※以下補足
※「ケイティブレイブ」は実績的やデータ上の問題はないと思っていますが、恐らく陣営は逃げの一手の戦法を取る可能性が非常に高いとみています。逃げ馬の連対実績は前述の通り「メイショウボーラー」「トラセンド」がいますが、両馬共に逃げてレコードを叩きだせる程のスピードを兼ね備えており、同馬はマイルのタイムアタックには向かない判断しました。また「テイエムジンソク」との兼ね合いもから両馬の行った行ったの展開も無いとみて、推奨馬より除外しております。
※「ノボバカラ」は近走、前走の結果より巻き返しは厳しいとみています。前走10着以下大敗からの連対実績は上記記載の「コパノリッキー」や昨年の「ゴールドドリーム」の例もありますが、前者は4歳で上積みが見込めたこと、後者はGⅠレースからのローテーションになっており、同馬とは臨戦過程が大きく異なるため、推奨馬より除外しております。
※「サウンドトゥルー」は馬齢以外、大きなマイナスポイントはないのですが、鬼門の5番、単勝11番人気の経過より判断し、推奨馬より除外しております。
※「メイショウスミトモ」は前走GⅠもチャンピオンSや他のグレードレースの戦績より、ここで連対するほどの力はないと判断、また、人気、馬齢、前走着順のデータのマイナス要素が強いため、推奨馬より除外しております。
※「キングズガード」は前走着順、馬齢、人気データで大きくマイナスであること、東京コースでの実績が乏しいことより推奨馬より除外しております。
※「テイエムジンソク」は実績十分も初マイル、初コース、脚質と人気の割りに大きなマイナス要素があることと、鞍上にも不安があります。
ハイペースの逃げに押し出される可能性やスタートダッシュがつかず、後方からの競馬になることも十分予測出来る範囲で、何れにしても同馬の勝ちパターンに持ち込むのは困難と判断し、推奨馬より除外しております。

※「ベストウォーリア」は前走除外からの過程、馬齢、人気データで大きくマイナスであること。調教過程からも本調子ではないと判断し、推奨馬より除外しております。

※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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