■第25回青葉賞(GⅡ)

4歳(現3歳)馬限定の日本ダービー指定オープンとして、東京競馬場・芝2400メートルを舞台に行われていた「青葉賞」が1994年にGⅢに格上げされ、レース名が現在の「テレビ東京杯青葉賞」に改称された。グレードについては、2001年にGⅡに格上げされた。また、2003年に負担重量が定量から馬齢重量に変更された。なお、本競走の1、2着馬には日本ダービーへの優先出走権が与えられる。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第25回青葉賞(GⅡ)

2001年GⅡ格上げ後の同コース、同距離施行の過去17年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。連対分布は10番人気以内に偏っており、優勝馬は過去17回中13回が3番人気以内、人気馬の信頼度が伺えます。特に1番人気の勝率は52.9%で、2倍以上のオッズが付くようであれば、無条件で単勝を買ってみるのも面白いかもしれません。平均単勝配当808.8円、平均馬連配当6244.7円で、過去17回中10回が1番人気馬が連対しており、4番人気以下の組合せは2011年、2013年、2016年の3回となっているため、過度な穴狙いは危険なレースといえそうですが、連対分布は15番人気まで広がっているため、マイノリティについても押さえておく必要がありそうです。馬券セオリーとしては3番人気以内の上位人気馬、特に1番人気馬に本データ、時計、展開などの信頼度があれば、1番人気馬から5番人気以下へ数点流すのが効率が良いといえそうです。


馬番からの傾向です。9番、10番あたりを分岐の軸とした場合、内枠寄りに連対分布が偏っています。特に14番、15番、18番と過去一度も連対実績はないため、14番以降の馬番については割引対象としておきます。面白いデータとしては10番の複勝率が35.3%、平均配当828円となっているため、このレースを「見」するようであれば、10番の複勝を買ってレースを見ることをおすすめします。



脚質からの傾向です。連対実績は満遍なくありますが、直線の長い東京コースらしく、中団からの差しが優位といえそうです。近10年の傾向はさらに顕著で、前目で競馬をする該当馬には厳しいレースといえそうです。出走エントリーを見渡すと、恐らく「ダブルフラット」が逃げることになりそうで、他に先手主張して来そうな該当馬も少ないことから、2015年の1200m通過が75秒台のレースになるのではと予測しています。レースは、当然スローで後傾ラップなのですが、2015年は、1着から3着まで中団からの差し馬で決まっているように、差し馬有利と考えて問題はありませんが、先週のフローラステークス(GⅡ)を見る限り、馬場が相当な高速トラックのため、可能であれば当日の芝レースを見た上で、シュミレーション、判断したいというのが本音です。データ上からの偏りはあるものの、脚質からの割引は無しとしておきます。



キャリアからの傾向です。キャリア2戦から9戦に連対分布はありますが、ここ10年に限れば、傾向は顕著で、7戦以上レースを使った該当馬に連対率実績はありません。また、キャリア2戦からの連対実績は2010年「トゥザグローリー」が新馬戦、500万下条件戦を連勝後、同レース2着の1例のみとなっており、データ上からは、キャリア3戦から6戦が割引なし、7戦以上は大幅割引、2戦以下は割引としておきます。



前走クラスと着順からの傾向です。オープンクラスをステップとしたローテーションの場合、前走4着以内に連対分布の偏りがあります。特に1着の場合は連対率44.4%と抜けています。前走5着以下の場合での連対実績は、そのほとんどがGⅡレースをステップとした弥生賞、スプリングステークスが対象で、マイノリティとして2002年「バンブーユベントス」が毎日杯(GⅢ)6着から同レース2着が、1例のみあります。また、オープンクラスのレースを10着以下であった場合は連対実績はありません。オープンクラスをステップとしてローテーションの場合、前走GⅡクラスを10着以下に大敗した場合を大幅割引、その他GⅢ、オープン特別を10着以下に大敗した場合を即消しの材料としておきます。
下級クラスをステップとしたローテーションの場合、2007年「トーセンマーチ」が未勝利戦(東京芝1800m)優勝後、同レースを2着、2014年「ショウナンラグーン」が山吹賞(500万下条件/芝2200m)3着後、同レース優勝の実績もありますが、基本的には優勝が条件で、それ以外は大幅割引として問題ありません。
ただし、上記、マイノリティ2例の共通項目としては、東京コース、芝1800m以上のレースで3着以内、そのレースの上がり3ハロンのタイムがメンバー中最速を記録していたことで、それぞれ15番人気、10番人気での同レース連対のため、該当があれば連下に加えてみるのも面白いかもしれません。
最後に、近走5年のステップレースからの連対傾向は2017年「ベストアプローチ」の弥生賞(GⅡ)4着以外は全て500万下特別レースとなっており、ここ2年はアザレア賞(阪神芝2400m)優勝馬が同レースを優勝しています。今年のエントリー馬からは「スーパーフェザー」が該当しており、他のデータ割引が無く、時計、展開的にも問題がなければ有力な1頭となるかもしれません。

砂短(satan)
砂短(satan)の最終考察結果、及び結論はこちらです。
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