■第25回マーチステークス(GⅢ)

江戸ちゃん
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ダート適性馬の目標となる競走を設置し、ダート競走体系を整備するため、1994年に5歳(現4歳)以上・ハンデキャップの重賞競走として本競走が創設された。中山競馬の開催中止に伴い阪神競馬場・ダート1800メートルで行われた2011年を除き、第1回から中山競馬場・ダート1800メートルを舞台に行われている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第25回マーチステークス(GⅢ)

2011年阪神競馬場で行われた2011年を除いた、同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。このデータを見た瞬間にヤバいの一言・・・そして絶句・・・。優勝馬は10番人気まで満遍なく分布、連対実績に於いては16番人気まで分布しており、このレースを分析するデータは見つけられるのか不安になっています。平均単勝配当1336.3円、平均馬連配当11876.3円と連対分布からすると意外ではありましたが、最高単勝配当は2008年「ナナヨーヒマワリ」の2960円、最高馬連配当は2012年「サイレントメロディ」(6番人気)と「メイショウタメトモ」(16番人気)の組み合わせで82840円と「やっぱりな」といった結果となっています。最低馬連配当も2000年「タマモストロング」(1番人気)と「スマートボーイ」(2番人気)の組み合わせで1040円となっており、10倍以下のオッズは同レースに存在するかは分かりませんが、購入する必要はないと思われます。狙っていく馬券セオリーは積極的な穴狙いで、人気に捉われずに、データの延長線上にある万馬券は積極的に拾っていく方が得策といえます。採算が合うのであれば、2軸流し、もしくはボックス購入をおすすめいたします。


斤量からの傾向です。51kg以下の軽量ハンデ、及び59.5kg以上の重量ハンデに連対実績はありません。57.5kg~59kgの連対率が32.4%となっているため、人気よりはハンデキャッパーの腕の方が遥かに信頼度が高いといえます。


馬体重からの傾向です。先週、今週とレースをみてお分かりの方も多いと思いますが、中山ダートは上がりが掛かり、且つ自身が37秒台前半くらいの脚を使わないと、後方からの競馬では、ほとんど届きません。外国人騎手がたまに使ってくる強引な乗り方で、向こう正面で先団に取り付くくらいしないと、3角からのスパートではほとんど届かないといってもいいくらいです。馬体重からの分析結果としては、439kg以下の該当馬は積極的に消しの一手、540kg以上の馬格があれば、迷わず連下に加えるくらいで問題ないといえます。


馬番からの傾向です。内外と極端な偏りがあります。15番の連対率43.8%は特に顕著で、恐らく脚質や道中のポジションと因果関係が高いとみています。後ほど展開する、脚質別傾向と併せて、分析していく予定です。



脚質、4角ポジションからの傾向です。馬体重からの傾向でも触れた通り、逃げ、先行有利の傾向です。差し、追込みも決まった実績はありますが、4角ポジションからの連対実績をみても分かる通り、4角7番手以内のポジションにいなければ、ほぼ連対は厳しいと判断して問題ありません。直近の同コースに於ける中山開催についても、2回中山7日目(03/17)の韓国馬事会杯(1600万下条件)「ブライトンロック」で前半63.1秒を道中9番手、4角9番手から、上がり37.1秒で差し切っている以外は、全て4角6番手以内で決着がついています。また、同レースの近年の傾向としては、前半1000mが61秒前後で、勝ちタイムは1分51秒から53秒程度。上がりは大体37秒台に落ち着くので、前半1000mが63秒台になれば前目残り濃厚といえます。参考までに昨日の同コースに於ける結果を掲載しておきます。

※参考データ(03/24の中山ダート1800m戦の結果)
5Rの3歳500万下条件戦の勝ちタイムは1分52.9秒(上がり3ハロン39.4)、4着までの入着馬全てが4角6番手以内 ※前半1000m61.2秒
12Rの1000万下条件戦の勝ちタイムが1分53.0秒(上がり3ハロン37.1)、5着までの入着馬全てが4角6番手以内 ※前半1000m63.9秒

馬番との関連性でいえば、当たり前の話にはなりますが、中団にポジションを構える該当馬は外枠から内をみて競馬が出来る為、有利に働くことが多く見受けられます。逆に内枠で中団に抑えると、結果的に外から包まれて、よほどポジションに恵まれない限りは、後方へ下げることを余儀なくされるため、展開は不利に働きます。馬番の優劣は脚質によって、さらに割引考察をすることが必要です。
砂短(satan)的には、今回は先手主張しそうな同型馬が多いため、前半の緩みは期待出来ず、1000m通過が61秒台とみています。さらには61秒を切ることも予測しており、逃げ馬にとっては厳しい展開かもしれません。



前走クラスと着順からの傾向です。GⅠレース出走、及びオープン特別出走からのローテーションに連対実績が偏っています。GⅡレースの実績は2004年「プリサイスマシーン」が中山記念(GⅡ)5着から同レースに出走し、2着となっています。同馬は条件戦時代はダート戦線で圧勝しており、ダート適正が確認出来れば、前走が芝レースでも割引の必要はありません。また、GⅠレースの連対実績は全てフェブラリーステークス(GⅠ)からのローテーションとなっており、昨年の優勝馬「インカンテーション」もフェブラリーステークス(GⅠ)13着からの出走となっています。GⅠレースからの出走の場合、大敗していたとしても、他レースでの実績があれば、大きな割引の必要は無いといえそうです。GⅢ、オープン特別出走からのローテーションの場合は入着クラスの連対実績が目立つため、着外に敗れている場合には割引が必要です。条件戦については1600万下条件戦優勝が連対の最低条件ともいえるため、2着以下の実績は即消しで問題ありません。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
砂短(satan)
「ジョルジュサンク」「ディアデルレイ」「センチュリオン」「エピカリス」「アルタイル」「ロンドンタウン」「クインズサターン」の7頭です。

※以下補足
※「ストロングサウザー」は仁川ステークス14着からのローテーションで、オープン実績は申し分ないのですが、近走は全て1秒以上離されて大敗しており、叩き3走目、55kgでも大幅な良化は見込めないと判断し、推奨馬より除外しております。
※「サクラルコール」は総武ステークス(オープン)8着からのローテーションで、前々走招福ステークス(1600万下条件)のレース内容は優秀ですが、年齢的な上積みと、持ち時計が無いのが非常に不安です。今回は53kgとなりますが、1秒以上短縮出来る成長力は期待出来ず、大方後方からの競馬で、流れに乗れたとしても連対までは厳しいと判断し、推奨馬より除外させていただきます。
※「ジョルジュサンク」は初ダート、前走は中山金杯(GⅢ)17着からのローテーションになります。皐月賞(GⅠ)、菊花賞(GⅠ)の出走実績もありますが、連対はおろか、重賞での入着実績もありません。芝オープンでは頭打ちの状況判断よりダート路線に活路を見出しての打算だと思われますが、正直、判断材料がありません。CWコースでの調教を見る限り、素軽さはあり、内容も好調そうで、先手も取れそうな脚質のため、先物買いの意味合いを込めて推奨馬といたします。
※「ディアデルレイ」は前走東海ステークス(GⅡ)からのローテーションになります。連対実績のないローテーションにはなりますが、前々走の内容は優秀です。年齢的な成長は見込めませんが、昨年同様、今回は「ハイランドピーク」の2番手で競馬となりそうですが、展開が向き、昨年くらい走れば勝負けもあると判断し、推奨馬といたします。
※「センチュリオン」は近年流行の総武ステークス(オープン)優勝からのローテーションです。データ的にマイナス要素は全くなく、鞍上交代以外の疑問はありません。問題なく、推奨馬といたします。
※「エピカリス」はデビュー4連勝でUAEダービー2着の実力馬ですが、ベルモントステークス(GⅠ)帰厩後の戦績はいまいちです。レース間隔は開いていますが、普通に走れば圧勝してもおかしくはない資質はあるため、データ上の大幅割引は承知で、前目での競馬を前提に推奨馬といたします。
※「ハイランドピーク」はデータ上の割引は何一つありませんが、気になる点があるとすればキャリアとオープン実績です。今回はダート歴戦の古馬も多くおり、また、同型の脚質も複数候補がいます。当然楽に逃がしてはもらえず、番手に控える形も懸念され、正直な話、惨敗まであるのかなと思っています。番手に回っての優勝実績がないのも気になります。同レースの特性と2005年「タイキエニグマ」(1番人気)で飛んだ横山典弘騎手の再現もあるとみて、推奨馬より除外させていただきます。
※「ロンドンタウン」はフェブラリーステークス(GⅠ)14着からのローテーションになります。データ上の大幅な割引がないため、ハンデキャッパーの後押しを前向きに判断し、推奨馬といたします。
※「クインズサターン」は総武ステークス(オープン)3着からのローテーションになります。最後まで「コスモカナディアン」「オールブラッシュ」の3頭で取捨選択を迷った1頭です。同馬は今回推奨した馬の中で1番後方から競馬をすることになると思われますが、出走馬を見渡す限り先手主張が激しく、前傾ラップは間違いないと判断し、突き抜けることはないものの、連下の推奨馬としております。「コスモカナディアン」「オールブラッシュ」は同コースでの実績を考慮し、脚質、展開を考察した上で、推奨馬除外を判断しておりますが、粗捜しに近い形での推奨馬除外は、それだけ難しい予想であったとご理解をいただけると幸いです。是非、ハマったときの「クインズサターン」の安定した末脚をご堪能ください。

砂短(satan)
最終決断はこちらよりご覧ください。
※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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