■第25回チューリップ賞(GⅡ)

本競走は、4歳(現3歳)牝馬限定による桜花賞指定オープンとして阪神競馬場・芝1600メートルを舞台に行われていた。1994年にGⅢに格上げされると共に、1~3着馬に桜花賞への優先出走権が与えられ、翌1995年からは「桜花賞トライアル」のサブタイトルが付けられている。さらに、2018年にGⅡへ格上げされた。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第25回チューリップ賞(GⅡ)

同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気馬の連対率は65%と信頼度は高く、過去10年間の優勝馬も90%以上が5番人気以下となっており、連軸は上位人気に設定するのが馬券予想のセオリーといえそうです。
平均単勝配当1317.5円、平均馬連配当3601.0円となっていますが、2003年「ジョーデシラオキ」が不良馬場で逃げ切り単勝9160円、2012年「ハナズゴール」が単勝3720円を除けば、上位人気馬でおさまる傾向にあります。
ここ10年は、重賞未出走、重賞連対実績なしの1番人気馬は連対実績が皆無で、逆に重賞連対実績のある1番人気馬は、2012年「ジョワドヴィーヴル」が3着(阪神JF1着)以外、全て連対しており、重要視したいデータでもあります。


馬番からの傾向です。過去20年間大外枠からの優勝実績はありません。中より内は奇数番号、中より外は10番から14番に分布が偏っており、中でも5番、7番、10番が連対率20%以上とラッキーな番号となっています。事由は説明困難のため、迷ったときにでも参考にしてみては如何でしょうか。


脚質からの傾向です。逃げの連対率が31.8%と大きな偏りはあり、一見先行有利のレースを想像してしまいますが、分布をみると先行、差し共に大きな差は無く、追い込み実績も十分にあることから、逃げ馬に注意する以外は必要の無いファクターといえます。前半の1000m通過タイムが59.1で4角16番手より後方一気を決めた2009年「ブエナビスタ」の例もあり(逃げたサクラミモザは2着)データ上問題がなければ、脚質での割り引きは必要はありません。


前走クラスと着順からの傾向です。前走オープンクラスで1,2着になったケースの連対実績が抜けています。また下級クラス優勝からのローテーションより、オープンクラスで6着~9着に敗れたケースの連対率が高くなっているのも面白いデータではないでしょうか。前走下級クラスで10着以下のケースで1回の連対実績がありますが、ここ10年での連対実績は皆無で、下級クラスからのローテーションの場合、最低限優勝が連対条件といえそうです。

※参考データ
オープンクラスで4着以下からの連対実績は、ここ10年は特に悪く、2012年「エピセアローム」が阪神JFGⅠ8着から同レース2着(小倉2歳SGⅢ優勝)、2015年「アンドリエッテ」がクイーンCGⅢ4着から同レース2着(重賞優勝なし)の2回しかありません。下級クラスでは、2008年に「エアパスカル」が、こぶし賞500万下13着から逃げ切りで優勝した実績もありますが、マイノリティのため、穴馬探しの参考程度に留めておいていただければ問題ありません。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
砂短(satan)
「カレンシリエージョ」「スカーレットカラー」「マウレア」「ラッキーライラック」「リリーノーブル」「サラキア」の6頭です。
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)内「今週のブロガー予想印」に掲載しております。【完全無料/メルマガ登録不要】


※以下補足
※「カレンシリエージョ」は前走500万クラス8着も、前々走で重賞出走実績もあり、今回は叩き2戦目、松山騎手への乗り替わりで逃げを打つ可能性もあるため、推奨馬としております。
※「マウレア」は前走を見る限り、先行すると良い足が使えず、持ち味が出ないように思えます。今回は武豊騎手へ替わり、恐らく後方から溜めてくる可能性が高く、実績もあることから推奨馬としております。
※「ラッキーライラック」は実績に於いては何もいうことはありませんが、3走全てが2番人気というのも面白いデータです。鞍上起因によるものと推測しており、今回も不安があるとすれば、石橋騎手の早仕掛けで、終いが甘くなる可能性くらいでしょうか。もちろん推奨馬には変わりありません。
※「レッドランディーニ」は前走オープンクラス3着も、展開起因によることろが大きく、実力は500万クラスと判断し、推奨馬より除外しております。
※「サヤカチャン」は近況の大敗続きでデータ上の大幅な割引と、今回逃げたとしても、極端な展開の助けでもない限り連対は厳しいと判断し、推奨馬より除外しております。
※「シグナライズ」は鞍上ルメール騎手、フランケル産駒と話題性は十分ですが、実績だけをみればオープン戦4着、重賞実績なしと同レース連対実績を果たしていないため、大幅な割引と、完全な人気先行型で馬券的妙味も少ないことから、推奨馬より除外しております。
※「リリーノーブル」は阪神JFGⅠ2着の実績。過去20年間で阪神JFGⅠ1着、2着が同時に出走したケースは2回でワンツーフィニッシュは1回もありませんが、阪神JFGⅠ2着単体の実績でみれば優勝馬を輩出しており、データ上割引く要素はなにもないため、当然推奨馬としております。

砂短(satan)
最終決断はこちらよりご覧ください。
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