■第32回根岸ステークス(GⅢ)

■第34回根岸ステークス(GⅢ)

現在JRAで行われているダート重賞としては3番目の歴史を持つ競走で、1987年に4歳(現3歳)以上、別定の重賞競走『根岸ステークス』として創設された。
創設当初は11月に東京競馬場・ダート1400mで行われていたが、1990年にダート1200mに短縮された。その後、2001年のダート重賞路線の整備に伴い、開催時期が1月下旬~2月上旬に移設され、出走条件および距離も4歳以上・ダート1400mに変更となった。これにより、本競走は春季ダート重賞路線の大一番・フェブラリーSの前哨戦に位置付けられた。なお、2014年より本競走の優勝馬に対し、フェブラリーSの優先出走権が付与されている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

同コース、同距離施行の過去16年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


平均単勝配当1350.6円、平均馬連配当4773.8円と単勝平均配当は高めも、馬連配当は5000円以下と「頭」「紐」共に狂う波乱の展開はなさそうです。
人気薄から入る場合はセオリー通り、人気馬へ流すのが無難といえそうです。


圧倒的に関西馬有利です。過去10年をみても関東馬の連対はありませんが、遡ると2008年の「ワイルドワンダー」がJCD(GⅠ)5着、2002年の「サウスヴィグラス」がガーネットS(GⅢ)2着から同レース勝利と、2006年の「タイキエニグマ」が師走S1着から同レース2着の3連対となっています。
また、補足にはなりますが、牝馬による連対実績はありません。


斤量による連対実績です。57.5キロ以上になると多少の割引が必要と云えそうです。また、別定戦であるものの「格」や「実績」だけでは通用しないレースともいえそうです。


先行有利な現代競馬ですが、このレースは圧倒的に「差し」「追い込み」に偏っています。
また、逃げ馬の連対実績は2頭で、2005年「メイショウボーラー」の優勝と2008年の「タイセイアトム」2着になっています。
「メイショウボーラー」は同レースを圧勝し、次走の「フェブラリーS」も当時のレコードタイムで優勝していることから、チャンピオンクラスの逃げ馬でもない限り、逃げ切りは厳しいレースといえそうです。


前走の出走クラスからの傾向です。
下級クラスからは1600万下出走が最低条件で、且つ連対実績が最低条件といえそうです。


前走着順からの傾向です。下級クラスからの連対実績は1着馬からのみで、昇級組にとっては壁があるようです。
上記「斤量の傾向」で示している「格」については、「既にオープン実績がある」意として捉えたほうが良さそうです。


前走レースの距離については、ダート1200m~1800mに連対実績は集中しており、マイノリティとしては、2001年「サンフォードシチー」、2005年「ハードクリスタル」、2008年「ワイルドワンダー」のJCD(GⅠ)ダート2100m、2002年「ノボトゥルー」の東京大賞典(GⅠ)ダート2000m、2007年「ビッググラス」が京都金杯(GⅢ)芝1600mの実績もありますが、近年は番組編成もあり、近10年の傾向としては「ガーネットS」「ギャラクシーS」「カペラS」「チャンピオンズC」からの連対実績に偏ります。
ローテーション、前走距離については重要なファクターといえそうです。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
「イーデンホール」「アキトクレッセント」「ブランゾンドゥリス」「カフジテイク」「キングズガード」「サンライズノヴァ」の6頭です。


※以下補足
※「ブルドックボス」は前走で1600m勝ちも、メンバー構成による楽な逃げ切り勝ちで、本質はスプリンターと判断しています。
東京コースに変わりスタミナ不足を露呈する可能性が高いとみて今回は推奨馬より除外しております。
※「ベストウォーリア」」はルメール騎手の起用も、斤量58キロ、年齢による衰え、戸崎騎手の選択を加味し、今回は推奨馬より除外しております。

※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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