■第36回ニュージーランドトロフィー(GⅡ)

1971年にニュージーランドのベイオブプレンティレーシングクラブからカップの寄贈を受けて行われた「ベイオブプレンティレーシングクラブ賞グリーンステークス」が本競走の前身であり、1983年に4歳(現3歳)馬限定の定量による重賞競走「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」となった。創設当初は5~6月の東京競馬場・芝1600メートルで行われていた。その後、4歳(現3歳)馬による春のマイル王決定戦「NHKマイルC」が1996年に創設されたことに伴い、本競走は同年からNHKマイルCトライアルとして4月下旬に繰り上げられ、距離を芝1400メートルに短縮、出走資格を牡馬・牝馬に変更のうえ、1~3着馬にNHKマイルCへの優先出走権が与えられることとなった。なお、現在行われている中山競馬場に舞台が移されたのは2000年で、開催時期が4月の上旬に繰り上げられ、距離が芝1600メートルに戻された。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第36回ニュージーランドトロフィー(GⅡ)

現在と同コース、同距離施行の2000年から過去17年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気の勝率38.9%、連対率55.6%は比較的水準並みといえますが、連対分布は16番人気まで広がっており、人気をアテにしづらい傾向で、平均単勝配当1735.0円、平均馬連配当14680.6円となっており、NHKマイル(GⅠ)のトライアルとはいえ、実績や前評判は鵜呑みに出来ないレースといえそうです。最高馬連配当は2007年「トーホウレーサー」(11番人気)と「マイネルフォーグ」(16番人気)の組み合わせで112760円で、勝ちタイムも最短1分32秒1から1分35秒7までと、展開も逃げ馬次第となる難解なレースで、人気馬-穴馬、穴馬-穴馬など、もはやオッズレンジからは、馬券セオリーの定義付けは困難であると申し上げておきます。



脚質からの傾向です。毎年Bコースで行われる同レース、連対率に注目すると、逃げ、先行有利にもみえますが、連対実績7回と実際には追込みも決まっています。とはいえ、4角ポジションからの傾向をみてみると、4角10番手以内には押し上げていないと連対は厳しい結果もあるため、後方からの競馬の場合は、3角辺りから先団へ押し上げる捲りに近い形でも2着確保がぎりぎりくらいと見ておいたほうが無難といえます。ペースにもよりますが、やはり先団ポジションが有利で、極端な追込み脚質は割引が必要といえそうです。


前走着差からの傾向です。前走1秒差以上で大敗し、同レースで連対した実績は2006年「ファイングレイン」がスプリングステークス(GⅡ)を1.1秒差、9着からの1回のみで下級クラスのレース大敗からの連対実績はありません。着順ではなく着差から、即切り可能な該当馬が見つかるかもしれません。



前走クラスと着順からの傾向です。オープンクラス10着以下からの連対実績はありません。また、オープンクラス6着以下からの連対実績もありますが、連対率は10.4%と下級クラス優勝条件以下となっているため、該当馬には割引が必要です。下級クラスからの連対条件は前走優勝といえそうですが、2016年「ストーミーシー」が500万下条件戦(平場/芝1200m)2着から同レース2着の連対実績もあるため、絶対条件ではなく、大幅な割引材料としておきます。
前走重賞を含むオープンクラスへの出走で、且つ5着以内の該当馬が割引無しの狙い目といえそうです。

ここまでの所感として同レースに於ける過去データからのアプローチは、1次フィルター的な役割が妥当と思われ、これ以上のフィルターは優勝、連対候補馬をむやみに消してしまう可能性が高いと判断し、展開、時計的な裏づけ、2012年「カレンブラックヒル」以来、このレース1,2着馬がNHKマイル(GⅠ)で連対していないことを考慮し、同レースへの勝負度合いや上昇度などからアプローチすることにしました。思い起こせば、同レースは、基本「見」のレースで、1990年岡部幸雄騎手騎乗、芦毛のニジンスキー産駒「ミュージックタイム」が優勝した以来、手を出したことが無いことにも気づきました。この後、どんなセンスの無い予想が飛び出すのかはわかりませんが、砂短(satan)の推奨◎馬の単勝でも購入していただいて、みなさまの桜花賞(GⅠ)資金を減らさないことを切に願うレースでもあります。

砂短(satan)
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