■第53回フローラステークス(GⅡ)

blockquote>1966年、オークストライアルとして4歳(現3歳)牝馬限定・定量による重賞競走「サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(オークストライアル)」の名称で創設されたが、2001年に馬齢表記の国際基準への変更に伴い、現在のレース名「サンケイスポーツ賞フローラステークス(オークストライアル)」に改称された。なお、オークストライアルとして、2017年までは本競走の3着以内馬にオークスへの優先出走権が与えられていたが、2018年から2着以内に変更された。創設以降しばらくは東京競馬場・芝1800メートルで行われていたが、芝2400メートルで行われるオークスに対し、そのトライアルレースとしての位置付けをより明確にするため、1987年から芝2000メートルに延長され、現在に至っている。これによって、より中・長距離レースへの適性が問われることとなり、いっそうオークスとの関連性が深まった。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第53回フローラステークス(GⅡ)

同コース、同距離施行の過去17年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。また、2001年、2002年は同コース施行もCコース使用のため、最終結論前の時計分析、考察データからは除外させていただきます。


人気からの傾向です。偏差的には人気上位馬に偏っていますが、連対分布は15番人気まで広がっており、3歳牝馬限定戦らしく波乱含みといえそうです。平均単勝配当1992.4円、平均馬連配当16031.8円となっていますが、2012年、2013年、2015年のように1,2番人気馬での決着もあるため、穴狙いの決め打ちは危険ですが、推奨馬の組み合わせ次第では、馬券的妙味も無くなるため、採算が合わないようであれば、迷わず「見」の選択をおすすめいたします。馬券予想のセオリーとしては、人気馬同士の決着、もしくは穴馬同士の決着など偏った傾向があるため、連軸推奨馬次第で流しの方向性を決めても面白いかもしれません。



脚質、4角ポジションからの傾向です。スローで逃げ馬有利の展開になっても逃げ切り実績はありません。番手に控える先行馬、差し馬有利なレースといえます。ペースによっては4角15番手前後からの追い込みも決まった実績もあるため、極度の追込み脚質であっても割引は不要です。逃げ馬のみ割引が必要としておきます。



前走クラスと着順からの傾向です。前走オープンクラスを5着以内のケースでの連対実績が目立ちます。特にはフラワーカップ(GⅢ)、フィリーズレビュー(GⅡ)の重賞組、忘れな草賞(オープン)、アネモネステークス(オープン)のオープン特別組がステップレースとしての王道といえます。2008年に「カレイジャスミン」のフラワーカップ(GⅢ)6着から同レース2着の実績はありますが、他のレースを含めオープンクラスをステップとした場合は、基本的に入着(5着入線)以外は大幅な割引が必要といえます。次に500万下条件、未勝利クラスからの昇級組の連対も目立ちます。特には君子蘭賞(500万下条件)、ミモザ賞(500万下条件)が中心となりますが、平場の500万下条件戦や未勝利戦からも連対実績があるため、特別レース、平場レースなど、レースカテゴリでの割引は不要です。また、着順に関しては未勝利戦は優勝が絶対条件で、500万下条件は4着以内としておきますが、2003年「シンコールビー」のように平場の500万下条件戦7着からの連対実績もあるため、即切りは危険です。昇級組の場合は、前走のレース距離が1600m戦以下の場合のみ即切りとしておきます。また、新馬戦からの連対実績はありませんが、即切りとはせず、大幅な割引として結論付けておきます。


前走着差からの傾向です。0.3~0.5秒の着差で優勝したケースと、タイム差無しで敗れた場合に連対分布が偏っています。面白いデータなので、今回はこのデータを1次フルターを使用してみたいと思いますが、割引が必要なのは着差無しで優勝したケースと、1秒以上の着差で敗れた場合のみ適用といたします。

開幕週で芝コンディションは良好。2017年、2015年のようにスローになれば人気薄の先行馬でも問題なく連対するように、また、展開の判断ひとつでガラッと予想が変わってしまうため、展開考察が的中アプローチへの最重要ファクターといえそうです。

砂短(satan)
砂短(satan)の最終考察結果、及び結論はこちらです。
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