■指数とファクター/砂短指数①

指数とファクター/砂短指数①

有料・無料を問わず多くの予想サイトが乱立する中で、本ウェブサイトをご覧いただいた事には大変感謝いたします。
30年以上も無駄に培った私の予想理論の根底にあるファクターや、それらを数値化した指数について、意図的に触れてこなかった部分もあるため、私の出した結果について疑問に思う方々も多くいらっしゃると思います。

悪魔をモチーフとしたロゴデザインで、データ理論だの馬券理論だのタイトルを付け、良く分からない出走馬に◎を打ち、当然当たったり当たらなかったり。
こいつは何者と思う方も多いのではと勝手に推測はしておりますが、「競馬が好きでたまらない」事だけはみなさまと何ら変わりないところです。
本ウェブサイト開設1年を経過し、以前より考えていたデータ理論、馬券理論について少しでも有益な情報が発信出来ればと思い、執筆することにいたしました。
本ウェブサイトご利用中のユーザー様だけでなく、これからご利用していただくユーザー様や、私の予想に興味が無い方々にも是非一読いただければと思います。

指数とファクター

本ウェブサイトご利用中のユーザー様にはお馴染みであろう砂短(satan)指数。
いかにも怪しい数値で、何を根拠に自信満々に掲載しているのかと思う方々も多くいらっしゃると思いますので、初回は「指数」にフォーカスしてみたいと思います。

以前にお知らせの数行で触れたこともありますが、「指数」という言葉自体、数学の分野で種々の異なった意味で用いられることが多いため、正確に答えを絞るのは難しいのですが、端的に云えば「ある状態から他の状態へ移ったときの数量の相対的増減を測定するための指標」といったところになるのではと考えております。

例えば競馬のファクターに於いて、馬体重の増減が前走よりプラス●kg時は連対傾向が高いため、指数評価30等々の理論定義になります。

私自身は学生時代に西田和彦氏の考案の西田式スピード指数に触発され、その後は「競馬道Online」というソフトウェアと競馬ブック様提供データより予想理論を組立てようと試みた時期がありましたが、私自身がマニュアルで予想した結果と異なる結果が出ることが殆どで、使い物にならなかったという経験があります。

5個以上適当なファクターを選択、数値化し、過去レースへの収支シュミレーションを行うと、結構な確率で高的中率、高回収率が得られます。
実戦したことのある方々はご理解頂けると思いますが、実際の結果と過去シュミレーション結果には大きな乖離があります。
悪戯に各選択ファクターの割合調整を行い、そのソフトウェアの持つデフォルト値に近くなるといったところが関の山だったというところは5年以上費やして200万円以上損失を出した私の検証結果でもあります。
※「競馬道Online」やと競馬ブック様提供データには何ら問題はなく、私個人の能力不足と捉えております。

現在、独自の素晴らしい理論を数値化し、結果を出している方々もいらっしゃいますが、多くは以前の私同様に利用、もしくはそれ以下のデフォルト値に毛が生えた程度で利用している方々が多いのではと推測しています。
また、これらシュミレーション結果から得た理論予測値を実効値であるかのように称し、予想を販売しているとんでもない事実を目の当たりにした事が、今回私が情報発信をするきっかけの一つになったことも事実です。

私の経験上、重要なのは予想を行う上で「予想する個人の理論」でありますが、実際それらを数値化することは市販ソフトウェアでは開発レベルまで手を加えないと出来なかったという事実があります。
私自身の予想理論を数値化、指数化するにあたり、購入データ以外のデータが必要になる場合も多く、自身でデータ収集を行い、データベースを作ることも要求されました。
そして何千、何万というレースよりシュミレーション結果を得た上で、なんとか利用出来そうなものが出て来たといった程度です。
その後はこのデータを利用して実戦投入し、事実との乖離を埋める作業に入りますが、これも苦しい作業です。
実際に投機した馬券が連続で外れた際には、自身の理論やデータを疑ったり、それはもう仕事も手に付かなくなるほど頭の中を占有された記憶もあります。
しかしながら、最低限ここまでしないと理論に根ざしたデータで、安定した的中や回収は難しいと私は愚かな経験より学びました。

クオリティに自信が持てるのは、数日、数ヶ月で培った理論ではないと云うことと、私自身がこの理論と共に歩んで来た歴史があるからに他ありません。
次号からは砂短(satan)指数について掘り下げ、2018年度収支結果からより的中、回収率向上にアプローチして少しで有益な情報をみなさまへお届けしたいと考えております。
挑戦は今後も続きます。日々精進です。


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