■砂短白書~砂短降臨~

■砂短白書~砂短降臨~

■プロローグ

「2017年11月」

平凡サラリーマンの砂短(satan)は近日毎晩のように会社の残業を終え、帰宅後はブリンカーを付けた逃げ馬の如く、お風呂場へ直行。プール調教を終え好物のハイボールの誘惑にも負けず、リアップEXでドーピング。書斎に向かい徹夜覚悟でデータ分析や考察、原稿のまとめ。
新しいデザイン、画像やロゴの制作。
サーバー管理、アクセス分析。
ここ数日はさらに追い討ちをかけるようなハードスケジュール。
それでもYoutubeのコンテンツやOP映像の制作、著作権関連の交渉は間に合っていません。

今日も原稿を書き上げ、午前さまは確定。

「45歳」

4コーナーで馬群にのまれるツインターボに鞭を叩き続けるような、そんな近況です。

仕事でも無いのに、またそこまでやる必要もないのに、あるいは、そんなに世の中から求められても無いのに。義務感満載の大義名分で、こんなことを始めたのか。

おそらく、このページを読んでいる、大半は
[アフィリエイト収益で小遣い稼ぎを夢見た中年オヤジ」
くらいに映っているかと思います。

「その通り」

と申し上げたいところですが、事情は少し違います。

有料予想サイトへの足がかり。マネタイズ、収益化が目的ではないことは、先ずここでハッキリと申し上げておきます。

では、そんな労力や設備をかけて、なんのメリットがあるのか。
何かを満たすための「自己満足」や「欲求」であることに異論はありません。
私にとっては未知数のインターネットの世界や、世の中にありふれた「データ理論」「馬券理論」「レース予想」への

「勝負」

そして

「挑戦」

でもあります。

今は全く求められてはいないと思いますが、私にとっては競馬人生の集大成。
よろしければここまでの経緯につきましてもお読みいただければと思います。


■マホトーン

私は三十数年余り誰に頼まれた訳でもなく、競馬中心の生活に没頭してきましたが、数年前にとある理由から競馬を離れることを余技なくされた時期がありました。
私の父親は地方競馬、中央競馬で個人所有、共同所有の馬主をしておりましたが、母親に隠し競走馬を購入したことが死後発覚した経緯より、母親は素より私の家族は極度にギャンブル(特に競馬)を嫌うようになりました。

当時の私は競馬に狂っているピーク。
競馬予想のデータ分析、考察、予想をしては好きなだけ馬券買う生活。
高額払戻しに在りつけた日もあれば、即座に夜の世界に全額を投じ、カミさんにバレては怒られる。
プラス腹いせの高級ブランドバックの尾ひれつき。

私の性格上、競馬仲間に気前良く奢り、無駄なボトルにフルーツ盛り。

「宵越しの金は持たねぇ」

払戻金は湯水の如く使い、バッグの御代はいつも貯蓄から。
おかげ様で馬券はプラスも全体収支は当然赤字の生活を送っていました。

お小遣いの制限がついた私でしたが、内心は全く懲りておらず、内緒で資料請求したクラブ所有馬のパンフレット。
届いた直後は岡田総帥の相馬眼に感化され、迷うことなく投資。
さらには社台系一口馬主の資料請求、そして当たり前のように20分の1口に投資。

特別レースを勝利した翌日に、その行動と隠し口座からの維持費で足がつき、家族は激高。

ついに
「馬を取り上げられ」
「お財布も取上げられ」

マホトーンをかけられた魔道士のように、競馬とは無縁の生活を送る羽目になりました。


■ある意味パルプンテ

話は変わりますが、今年に入り元部下が起業しました。
しばらくして、元部下と飲むことになりに近況やその事業内容について話をしていると、ウェブサイトやYoutube事業についての話題に。
中でも好きなことを発信して、多くのユーザーを抱えるYouTuberという存在は、当時の私にとって強烈なインパクトがありました。
今思えば他愛もない話と数本の映像を観せられる中で、私の気持ちに何かが訴え、今の生活について考えるキッカケになったように思います。

「自分も世の中に何かを発信したい」

特に具体性はありませんでしたが、その一点だけで、行動に移す事になりました。


■気づいちゃった気づいちゃったワーイ!!ワイ!!

冒頭でも申し上げたように、ここ数年は競馬に関わる全て取り上げられていたため、馬券や競走馬の購入、競馬場に行こうなど、そんな欲求とは無縁。

「世の中に何を発信するか」

真っ先に本業で培った「起業プランニング」や「ファイナンス」、または「ウェブサイト制作」や「YouTubeコンテンツ制作」についてなど、世の中のニーズに寄せた、つまらないものを思い描いていました。当然、そこには、良い訳がましく作った目的や、一見理論付けたような大義名分はあっても、発信する面白さや、その過程を楽しむ背景は、全く想像出来なかったことは、云うまでもありません。

どのようなプランニングを行っても「将来的なビジョン」や「面白さ」に欠ける。
当然、継続するエネルギーには繋がらない。

「出しては消し」「出しては消し」の同じルーティーン。

一旦、考えをリセットして、自分自身を客観視することにしました。

40数年の人生を振り返った時に

「小学生から高校までプロスポーツ選手を目指したこと」
「諦めたあとの大学受験」
「就職」「結婚」「父親」「マイホーム」
そして
「家族のこと」「子供のこと」

ごくごく一般的なサラリーマン人生。
ただ驚いたのは、その回想する合間には必ず「競馬」があったこと。

周囲には散々怒られましたが、それは私自身の行動の問題。
決して競馬が悪いのでは無いと、今更ながら思いました。

「世の中に何を発信するか」

情熱を傾けられるもの。私には「競馬」以外の選択肢が無かったのかもしれません。


■人生で負けて来なかったことを選択した

著名人である予備校講師。いまやタレントの林修先生は「人に教える」事については、人生で負けたことがなかったそうです。
余談ではありますが、競馬は親族に借金するくらい負けていたとメディアで言っていたと思います。

「人生で負けて来なかったものを選択した結果」が現在である。

その反面

「私は競馬では負けてこなかった」

もちろん馬券が外れる日もありましたが、馬券は確実に投資分以上は回収、出資した競走馬も重賞レースを勝つなど良く走ってくれました。
が、家族からの高額なペナルティや夜の世界への投資を差し引けば、残念ながら大赤字であることは云うまでもありません。

私の場合「独自のデータ」や「理論」「分析」「考察」もありますが、競馬関連書籍や雑誌、その他ギャンブルの投資理論、「結果からの傾向分析」など、競馬に活かせるものは、検証し常に取り入れてきました。
マホトーンをかけられるまでは、狂ったように馬券や競走馬を買い続け、好きな食べ物は中山競馬場B1の指定席販売所付近の売店で売っている「アメリカンドッグ」と「マスタード」と吹聴。
そんな自称変態ではありましたが、競馬で勝っていたのも事実です。

私の人生

「競馬では負けて来なかった」

そう考えれば情熱を傾け、世に発信出来るもの。最初から競馬以外無かったのかもしれません。
競馬に関われば活力を取り戻し、昔のようなワクワクする毎日が送れることも思い出しました。

「世に発信するもの」

「競馬コンテンツ」と決めてからは以前の闘争本能が蘇り、徹底的にやってやろうと昔のPCからレースデータを引っ張り出す。
これまで使用していたPCも自作し新調。

「データベースの再構築」
「グリーンチャンネルの加入」
「独自ドメインの登録」
「サーバーを契約」
「SQLやCSSの学習」
「WordPressの学習」
「苦手なSNSに登録」
・・・

「後戻りはしない」

それなりに思いつく限りはやって、自分自身に覚悟をさせました。

「準備は整いました」

が、「競馬コンテンツ」といっても具体的に何をするかです。


■なぜ「馬券理論」なのか?

しばらく競馬の世界とは縁を切っていた、いや切らされていたため、正直、浦島太郎状態です。
状況確認のため、先ずは現在のウェブサイトでどんなコンテンツがあるのか、興味本位で調べてみました。

大体は予測の範囲内のものが多かったですが、驚いたのは、さすが情報化社会。
ここ数年で、初めて見るものや、結構使えるデータベースみたいなものまでありました。
昔ながらの怪しいものもそれなりに健在で、むしろ増えているような気もしました。

「怪しいもの」

その中でも競馬予想サイトは群を抜いて多かったように感じました。

予想サイトのいくつか拝見させていただくと、やはり昔ながらの残念な手法がまん延している事にも気付きました。
インチキ悪徳商法系は論外として、特に残念だと思ったのは、ほとんどの予想サイトは

「回収率〇%」
「的中率〇%」

の表記。

確かに見た目の数字はインパクトがあるので入れた方がいいとは思うのですが、客観視する限り「競馬予想」はそれだけではないのかなと思いました。


■砂短降臨

「エンターテイメントとかけ離れた予想」
「勘違いしている指数や統計」

結局、色々模索や検討した結果、世の流行に寄せない方向で、王道でありオーソドックスな競馬予想サイト。
得意分野である「データ理論」や「馬券理論」の考え方、そのプロセスやアプローチ手法。

「より競馬を楽しめるファクターを世の中に提供することが出来るのではないか」

それが30年以上、無駄に競馬中心の生活をしてきた私らしいことではないかと考え

「競馬予想」

をメインコンテンツとすることで結論付けることにしました。
良いか悪いかは分かりませんが、砂短降臨?(誕生?)の瞬間でした。

400年以上にわたって世界中の人たちに愛されキング・オブ・スポーツと称される「競馬」。
余計なことかも知れませんが、私がもっと面白くなる、そして自らも楽しんでいけるウェブサイトを作っていきたいと考えております。

中年オヤジの「趣味」「道楽」となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ウェブサイトのコンセプト
①競馬を好きである限り、目的に向かい本ウェブサイトの運用を続けます
②「データ理論」に正解はないということを明言します
③「データ理論の分析」「考察結果」だけではなく、狙うオッズレンジと推測される的中率、回収率を可能な限り明示します
④「競馬」に絶対はないことを明言します
⑤「競馬」は勝てるということを明言します

2017年11月27日 砂短


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