■第67回スプリングステークス(GⅡ)

本競走は、1952年に創設された4歳(現3歳)馬による重賞競走で、創設当初は東京競馬場・芝1800メートルの別定重量で行われていた。その後、1958年に負担重量が定量に変更されたが、2003年より馬齢重量で行われている。また、距離・開催場は幾度かの変更を経たのち、1960年以降は中山競馬場・芝1800メートルで行われている。1958年より「皐月賞トライアル」のサブタイトルが付けられ、現在は1~3着馬に皐月賞への優先出走権が与えられている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第67回スプリングステークス(GⅡ)

同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気の連対率は60%と比較的高い傾向にはありますが、連対分布は11番人気まで広がっており、それぞれの連対率も10%~20%と決して低くはないため、人気馬を鵜呑みにするのは危険です。近年の傾向を含め、分析、考察していく必要がありそうです。平均単勝配当874.0円、平均馬連配当6758.5円で、1998年「クリールサイクロン」(7番人気)と「セイクビゼン」(11番人気)の組み合わせで、最高馬連配当55220円と最高単勝配当2770円の記録がありますが、近年は5番人気以内で決着する傾向にあります。実力馬は10週以上の休養明け初戦になるケースが多く見受けられるため、中間の調教過程も含め、考察する必要がありそうです。



脚質、4角ポジションからの傾向です。おなじみの中山芝1800m戦の傾向そのものです。逃げ、先行の連対率は20%を超えており、中団からの差しの場合、3着が11回もあることから、やはりこのコースでは後ろからでは届かないことが多々あることを立証しています。逃げたケースでは平均人気10に対し、平均着順が7.8と他の脚質と比較しても人気以上に走っていることが分かります。参考までに追込み脚質の場合は平均人気8.9に対し、平均着順が10.0と人気を裏切るケースが多いこともお伝えしておきます。



前走クラスと着順からの傾向です。前走オープンクラス出走時に10着以下、及び下級クラス出走時に3着以下からのローテーションで、連対実績はありません。特に新馬、未勝利戦出走からのローテーションは、着順に関係なく、連対実績がないため、大幅な割引が必要です。
また、前走5着以下に敗れている該当馬の連対実績はありますが、過去500万下条件戦以上の芝1800m戦で、優勝実績がないと連対は厳しい傾向にあるのと、前走が不良馬場などで大敗後、同レースで人気を落とし、巻き返した(連対した)ケースもあるため、該当馬は即切りではなく、競走成績を細かくみて判断する必要がありそうです。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
砂短(satan)
「ルーカス」「コスモイグナーツ」「レノヴァール」「エポカドーロ」「ステルヴィオ」「ゴーフォザサミット」「マイネルファンロン」の7頭です。

※以下補足
※「バールドバイ」は前走未勝利戦、優勝後のローテーション。前々走の芝2000m戦をM.デムーロ騎手、前走の芝1800m戦をC.ルメール騎手と距離にこだわったローテーションは好感が持てますが、今回は内枠、北村騎手に替わったことで、一旦下げてからの競馬になる可能性が非常に高いと予測。仮に良い足を使ったとしても、勝ち負けまでは厳しいと判断し、推奨馬より除外しております。
※「コスモイグナーツ」は前走の共同通信杯(GⅢ)を8着と大敗。アイビーS(オープン/東京芝1800m)の優勝実績と「逃げ脚質」に魅力はありますが、「エポカドーロ」「ライトカラカゼ」との駆け引きが気になります。3頭のいずれかがペースを握り、他の人気馬が後方待機になる展開が濃厚なため、展開有利と思われる、この3頭のうち2頭を「逃げ」前提に推奨馬といたします。
※「ステルヴィオ」は前走朝日杯FS(GⅠ)2着、前々走のサウジアラビアRC(オープン)共に皐月賞最有力「ダノンプレミアム」の2着となっており、同レースも恐らく1番人気と思われます。但し、いずれのレースもハイペースの後方待機で、展開の利があったことは否めなく、順調に使っている馬とは違い、いつもの伸びを欠く可能性もあるとみていますが、実績から割り引いても、おつりがくるため、2着3着固定で推奨馬とさせていただきます。
※「カフジバンガード」は前走共同通信杯(GⅢ)5着、前々走シンザン記念(GⅢ)5着と善戦も、オープンクラスでの連対実績は無く、良い足は持っているものの、いまいちパンチに欠けています。また、同馬はスタートに難があり、出遅れる可能性もあるため、常にリスクが付きまとうのと、仮に良いスタートを切ったとしても、ここでの勝ち負けは厳しいと判断し、推奨馬より除外させていただきます。
※「ライトカラカゼ」は逃げ予測をしている3頭の中でも、前走控える競馬をしたことから、恐らく今回も控える競馬が予測されます。実力的には未勝利を勝ったのみで、展開の利(逃げ)があればと思っていた同馬だけに、控える競馬では苦しいと判断し、推奨馬より除外させていただきます。

砂短(satan)
最終決断はこちらよりご覧ください。
※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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