■第85回東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

 

クラシック三冠レースの第二弾として行われる日本ダービーは、イギリスのダービーに範をとり、競走体系の確立と競走馬の資質向上を図るという意図から、1932年に4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の重賞競走「東京優駿大競走」として創設され、目黒競馬場の芝2400メートルで行われた。1934年から府中の東京競馬場に舞台を移して行われ、以降は距離・競馬場とも一度も変更することなく継続している。
レース名は、1938年に「東京優駿」、1948年に「優駿競走」、1950年に「東京優駿競走」に変更のうえ(日本ダービー)という副称が付けられたのち、1964年に「東京優駿(日本ダービー)」と改称され、現在に至っている。
本競走は1984年のグレード制導入によりGⅠに格付けされた。クラシック三冠レースについて、“皐月賞は最も速い馬”が、“日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬”が、“菊花賞は最も強い馬”が勝つと言われている。また、“競馬の祭典”とも呼ばれる日本ダービーの栄冠を勝ち取ることは、日本のすべてのホースマンが憧れる最高の栄誉とされている。
競走名の「ダービー(Derby)」とは、1780年にイギリスで同レースを創設した、第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレー氏にちなむ。現在は一般的に3歳馬の頂点を決める競走として世界各国の競馬場で「ダービー」が行われ、わが国でも”競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外にもその名が広く知れ渡るレースとなっている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第85回東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。勝率55.0%、連対率70.0%と圧倒的1番人気に偏りがあります。連対分布は14番人気まで派生しているため、思わぬ穴馬の台頭もありそうです。平均単勝配当554.5円、平均馬連配当6213.0円となっており、連軸が1番人気馬でも、流すレンジによっては美味しい配当になる可能性もあります。過去20年で1~3番人気馬が連対に絡まなかったケースは2010年「エイシンフラッシュ」(7番人気)「ローズキングダム」(5番人気)の組合せの1回のみで、基本的には人気に逆らわず1~3番人気馬を連軸に手広く流すのが馬券セオリーといえそうです。


馬番からの傾向です。1~5番に優勝馬の偏りがあります。連対分布も9番10番を境に内側に偏っているため、内枠が有利といえそうです。また過去10年の傾向でみると偏りはさらに顕著で、1番が3-2-1-3(1着-2着-3着-着外)と勝率33.3%、連対率55.6%と驚異的な数字となっています。ここでは特に連対率が悪い15番以上の馬番を割引としておきます。
※15番、17番は過去連対実績無しと、同レースでは鬼門となっています。




脚質、4角ポジションからの傾向です。逃げ馬の優勝実績はありません。予想には関係の無い話にはなりますが「アイネスフウジン」「ミホノブルボン」「サニーブライアン」がいるじゃないかとデータを見渡しましたが、該当データにないことから、もう20年以上前の話なんだと実感いたしました。近走は差し有利の傾向ですが、先団からの抜け出し、上がり3ハロン地点で2秒差を捲っての追込みなど、一流馬ならではのレース展開が見受けられます。ここでは逃げ脚質のみ割引といたします。


キャリアからの傾向です。これもキャリア2戦で優勝した「フサイチコンコルド」を思い出しますが、過去20年ではキャリア3戦以下の連対実績はありません。連対分布はキャリア4戦から7戦に集中していますが、キャリア10戦でも優勝実績はあるため、このファクターでの割り引きはキャリア3戦以下のみとしておきます。



前走クラスと着順からの傾向です。前走、下級クラスをステップとしたローテーション該当馬の連対実績はありません。出走エントリーからは該当馬はいないため、ここでの判断は割愛いたします。オープンクラスをステップとしたローテーション該当馬のうち、オープン特別のみ連対実績がありません。GⅢレースからは該当レースはGⅢ時代の「京都新聞杯」のみで、現行はGⅡ格上げになっているため、実質GⅢからの連対実績は無いものとみなしても問題はないと思われます。GⅡの該当レースは「京都新聞杯」「青葉賞」で共に連対率は10%超となっていますが、「青葉賞」からの優勝実績はありません。また、GⅡレースをステップとした場合、連対実績全てに於いて前走優勝が条件となっています。最後にGⅠレースをステップとした場合の該当レースは「皐月賞」「NHKマイル」「桜花賞」の3レースとなります。前走GⅠレースを2桁着順からの連対実績は2009年「ロジユニヴァース」(皐月賞14着)、「リーチザクラウン」(皐月賞13着)、2007年「アサクサキングス」(NHKマイル11着)の3例ありますが、基本的には皐月賞1桁着順からの連対実績が主となります。
ここでの結論としては前走、下級クラス、オープン特別、GⅢレースをステップとした該当馬は着順に関係なく即消し、GⅡレースは優勝以外、GⅠレースは2桁着順の該当馬に大幅割引としておきます。

砂短(satan)
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