■第58回きさらぎ賞(GⅢ)

■第58回きさらぎ賞(GⅢ)

1961年に創設された4歳(現3歳)馬限定の重賞競走で、創設当初は中京競馬場の砂馬場1200m、定量の条件で行われていた。その後、幾度か距離・開催場など条件の変更を経た後、1991年から、京都競馬場に前年新設された外回りコースの芝1800mに変更して行われている。また、負担重量は1984年に別定重量に変更された。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気の連対率は60%、2番人気も50%と人気馬の信頼度が高いことが伺えます。8番人気の連対実績はあるものの、連対のほとんどは6番人気以下になっており、平均単勝配当638.0円、平均馬連配当1954.0円が示すように、根拠の無い穴狙いはしないほうが無難といえます。


馬番からの傾向です。内枠よりの分布にはなりますが、外枠の連対実績もあるため、さほど気にする要素ではないと云えます。



脚質、4角ポジションからの傾向です。追込み馬の連対実績はあるものの4角ポジションからの結果が示すように、先行馬有利といえそうです。
逃げ馬の連対実績も高いことから、強力な先行力は大きなアドバンテージになりそうです。


キャリアからの傾向です。新馬勝ちからの連対実績はありません。2戦ないし3戦のキャリアからの連対実績が非常に高くなっており、新馬勝ちからの人気出走馬については取捨選択に迷う結果となっています。また、キャリア8戦以上であった場合も連対実績はありません。


単勝オッズからの傾向です。1倍台のオッズであれば迷わず連軸にしても良い判断材料ではないでしょうか。但し、唯一連対を外した2007年の「オーシャンエイプス(1.3倍/4着)」の例もあり、同馬は新馬戦(京都1800m)からのキャリア1戦であったことは非常に興味深い結果となります。また、この時の優勝馬は「アサクサキングス」で、前走のラジオNIKKEI5着であったことから、押し出された人気であったことも推測されます。キャリア、実績にも注意する必要がありそうです。


前走の出走クラスと着順からの傾向です。下級クラスからのローテーションで、且つ4着以下に敗れた場合の連対実績はありません。前走がオープンクラスの勝ち馬である場合の連対率が43.8%と最も高い結果となっています。


前走レースの距離からの傾向です。1400mからのローテーションで1回のみの連対実績がありますが、その他は1600~2000mに分布しており、重要視したいファクターとなっています。

2016年「サトノダイヤモンド」は、同年の菊花賞と有馬記念を制してJRA賞最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得、2003年「ネオユニヴァース」2006年2着馬「メイショウサムソン」が二冠馬に、2011年3着馬「オルフェーヴル」が三冠馬になるなど、3歳クラシック戦線の主役を次々と輩出している注目のレースですが、今年もクラシック戦線を占う重要なレースとなるのでしょうか。

上記分析結果からの、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
「スラッシュメタル」「サトノフェイバー」「ラセット」「レッドレオン」「オーデットエール」「ダノンマジェスティ」「カツジ」の7頭です。


※以下補足
※「ニホンピロダイド」京都芝1600m新馬勝からの出走で、データ上はキャリア1戦以外に減点要素はないのですが、中二週のローテーションはオーナーサイドからの要求で、急遽参戦の可能性が高いのと、スタートセンスはあるものの前走の道中で口を割って行きたがった面をみる限り、マイル以下が適正と判断し、推奨馬より除外しております。
※「グローリヴェイズ」は前走の500万下特別2着も同レースの勝ち馬がシンザン記念5着、同レース3着馬が11着とレベルに疑問符がつくことと、M・デムーロ騎手騎乗での人気上昇、分の悪い関東馬であることを考慮し、推奨馬より除外しております。

※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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