■第62回有馬記念(GⅠ)初陣

■第62回有馬記念(GⅠ)初陣


最初は過去10年の出走馬ローテンションについて見て参りたいと思います。勝ち馬、連対馬の該当レースは菊花賞、天皇賞秋、ジャパンカップ、凱旋門賞、 アルゼンチン共和国杯。そして連対馬のみはエリザベス女王杯、金鯱賞となっています。該当馬は63頭と、さすが一流馬の王道ローテーションだけあってジャパンカップが2勝、連対馬5頭となっていますが、勝率は3.2%、連対率も11.1%と低く、レースの消耗度が大きいことや回復が間に合わないケースがあるのかもしれません。



次に、先週も「1番人気馬連対率50パーセント理論」でもご紹介しましたが、おさらいのため過去10年間のデータを見てみましょう。
1番人気馬は5勝、2着2回、連対率は脅威の70%です。また、2番人気も2勝、2着1回と連対率30%とさほど悪くはありません。続けて単勝オッズ別の連対率をみてみましょう。1.5倍から1.9倍の人気が集中した場合は1勝、2着1回と信頼度は100%です。該当馬は凱旋門賞帰りの「オルフェーヴル」で圧勝。「ブエナビスタ」はジャパンカップ1着入線も2着降着からのローテーションでドバイワールドカップを勝った「ヴィクトワールピサ」の2着でした。真のチャンピオンホースであれば1倍台のプレッシャーもさほど気にしなくてもいいのかもしれません。


馬齢別にみると3歳馬、4歳馬、4歳馬のみ連対しており、6歳以上の競走馬は厳しい結果となっています。3歳馬の勝ち馬全ては菊花賞からのローテーション、「ヴィクトワールピサ」は凱旋門賞ージャパンカップからのローテーションで2着入線も「ブエナビスタ」の降着繰 り上がりの勝ち馬。「ブエナビスタ」、「ダイワスカーレット」はエリザベス女王杯から、異例なのは、「トゥザグローリー」の中日新聞杯1着からのローテーションくらいで、それでも3着止まりの結果から菊花賞馬、もしくはチャンピオンクラスの競走馬でないと歯が立たないと云えそうです。
4歳馬は「ゴールドアクター」がアルゼンチン共和国杯1着から、「ダイワスカーレット」は天皇賞秋2着、「マツリダゴッホ」は天皇賞15着からの勝利。「オーシャンブルー」が金鯱賞レコード勝ちから、「エイシンフラッシュ」はジャパンカップ8着から、「ブエナビスタ」はジャパンカップ1着入線降着から、「サウンズオブアース」はジャパンカップ5着から、そして昨年の「キタサンブラック」はジャパンカップ1着からの同レース2着となっています。
5歳馬は「ジェンティルドンナ」はジャパンカップ4着から「オルフェーヴル」は凱旋門賞2着から、「ドリームジャーニー」は天皇賞秋6着から、それぞれが1着。「ウインバリアシオン」は金鯱賞3着から5歳馬唯一の2着となっており、連対率は9.8%と3歳、4歳と比べ厳しい結果となっています。


枠順です。8番、10番、そして外枠の15番、16番が連対はおろか、3着も皆無といった結果となっています。
過去20年を遡って調べたのですが、それでも外枠の連対該当馬は皆無で距離ロスや馬場の悪いところを走らされることも要因の一つと考えています。


参考までに、本日のグレイトフルSの馬場状態です。最内のグリーンベルトはキレイですがそれ以外はダートのように荒れています。今年に限らず、追い込みが効きづらい要因なのは簡単に理解できます。最終コーナー10番手以下の差し、追込みはよほどの切れと展開の助けがないと厳しそうです。「ゴールドシップ」や「オルフェーヴル」のように捲り気味に早めに先団に取り付かないと勝ち負けまでは難しいのではないでしょうか。

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