■第65回日経新春杯(GⅡ)

■第65回日経新春杯(GⅡ)

同コース、同距離施行の過去20年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。
但し、1998年と1999年はAJCCと同じく1月開催最終日に施行されており、現在とローテーションの傾向が異なる可能性もあるため、そのあたりも念頭に置いて進めて参ります。


平均単勝配当805.0円、平均馬連配当4751.0円が示す通り、1番人気の勝率はさほど高くありません。2番人気の勝率、連対率が最も高いことは非常に興味深い結果です。
割と上位人気で収まる傾向にありますが、6番人気以降連対馬もちらほら見られることや、過去10番人気、11番人気での連対馬が3頭おり紐は手広くした方が良さそうなレースです。


明け4歳、5歳の連対率に極端な偏りが見られます。7歳以上の出走実績が多いのも特長ですが、馬齢が上がるほど信頼度は低下することが分かります。


当レースはハンデ戦ですが、57.5キロ以上の斤量でも信頼度は高く、59.5キロで勝利した1999年「メジロブライト」や58.5キロ、2001年「ステイゴールド」、2012年「トゥザグローリー」な多少ハンデが見込まれても「格」が効きそうなレースです。軽量ハンデ馬は2009年「テイエムプリキュア」の例もありますが、一応GⅠ馬(阪神JF)であることと、前年に同レース3着の実績は、無理な言い方をすれば「格」ということになると思いますが、マイノリティとして捉えたほうが無難です。


内枠の好走が目立ちます。GⅡのレースですが時期的な問題もあり、フルゲートになることは過去20年で6回と少頭数になる傾向です。枠順はそれほど重要なファクターではないと考えていいますが、条件馬出走時は軽ハンデになるため、減量の関係で若手騎手を起用することが必然的に多くなりがちです。枠順というよりはポジショニングや騎乗技術が影響していると考えています。


前走レースが10着以下の大敗でも6連対の実績がありますが、昇級レースとなる場合はほぼ勝利が条件と云ってもいいかも知れません。
例外は2頭で、2006年の「スイフトカレント」(オリオンS1600万下4着から本レース2着)と2007年「トウカイワイルド」(オリオンS1600万下2着から本レース優勝)がありますが、しいてあげれば「距離実績とハンデ」「ベテラン騎手」「オリオンS」がキーワードとでもなるのでしょうか。


有馬記念、鳴尾記念、菊花賞、オリオンSからの出走馬の好走が目立ちます。
前走の出走レース距離が2000m以下の場合は苦戦の傾向にあり、1600m以下からの出走該当馬は除外して問題ありません。

上記より、砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
「サンタフェチーフ」「モンドインテロ」「パフォーマプロミス」「ミッキーロケット」「ガンコ」「ソールインパクト」「カラビナ」。以上7頭です。


※以下補足
※「パフォーマプロミス」は準オープン、グレイトフルS優勝からのローテーションで距離実績、分析結果、レース間隔全てに問題は無いのですが、このレースを使っての実績が無いのが非常に気になります。新たな本レースアプローチへのローテーションになっていくのか砂短(satan)的には見物です。
※「ミッキーロケット」は昨年の勝馬ではありますが、本質的にはもう少し短い2000mがベストと考えています。実績は申し分ないため該当馬としますが中日新聞杯からのローテーションが気になります。
※「ガンコ」は江坂特別1000万下優勝からの参戦と変わったローテーションです。ダート主戦から突然芝に変更、ダート2500mの出走実績から陣営は距離適正を見出していたのも分かります。52キロ、酒井学騎手騎乗も気になり、特に消しの材料がないため該当馬とします。
※「カラビナ」も 「パフォーマプロミス」同様で後者より距離実績で劣るものの、ハンデと気になるローテーション、血統背景から今回は該当としました。

※障害競走・地方開催の重賞は含みません
※予想結果(予想印)につきましては、最強競馬ブログランキング(※外部サイト)で掲載しております。

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