■第78回桜花賞(GⅠ)

江戸ちゃん
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5大クラシック競走の第一弾として行われる本競走は、イギリスの1000ギニーに範をとり、最もスピードのある優秀な牝馬の選定および、優秀な繁殖牝馬を発掘するためのレースとして、1939年に4歳(現3歳)牝馬限定の条件で、中山競馬場・芝1800メートルを舞台に「中山四歳牝馬特別」として創設された。その後、1947年に舞台を京都競馬場に移し、距離を芝1600メートルに変更したのを機に、レース名が「桜花賞」に改称された。1950年に阪神競馬場へ舞台が移されてからは、満開の桜が咲き誇る仁川のターフで数多くの名牝が名勝負を繰り広げてきた。桜花賞は、オークス・秋華賞と続く牝馬三冠レースの最初の関門であり、5着までの馬にオークスの優先出走権が与えられる。過去、1986年のメジロラモーヌ(当時は三冠目がエリザベス女王杯)、2003年のスティルインラブ、2010年のアパパネ、2012年のジェンティルドンナの4頭が牝馬三冠制覇を成し遂げている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第78回 桜花賞(GⅠ)

先週より阪神芝コースはBコース使用のため、同コース(阪神芝Bコース)、同距離施行の過去11年分のデータより以下ファクターからの分析結果を見てみましょう。


人気からの傾向です。1番人気の連対率は45.5%、2番人気は54.5%と人気馬の信頼度はまずまずといえそうですが、連対分布は15番人気まで及んでおり、GⅠレースとはいえ3歳牝馬戦、過去の結果をみれば一筋縄ではいかないレースであることはいうまでもありません。平均単勝配当1247.3円、平均馬連配当20994.5円と頭も飛ぶ方向で、かつ紐も緩くなる傾向にもあるため、馬券のセオリーとして型にはめるのは難しいレースといえそうです。昨年は8番人気「レーヌミノル」が優勝し、単勝配当4080円となっていますが、前哨戦のフィリーズレビュー(GⅡ)を1番人気で2着、阪神JF(GⅠ)を3着であることを考えれば、人気の盲点であったとしか云い様がありません。客観的にしっかりと馬の実力をみていく必要がありそうです。とはいえ、2008年「レジネッタ」(12番人気)「エフティマイア」(15番人気)の組み合わせで馬連配当196630円の記録もあるため、連軸が複数に及んだ場合、個人的には単勝を2,3点でも買って、おとなしく見るレースだと思っています。


馬番からの傾向です。内枠5番以内の連対実績はありません。また大外枠18番の連対率が36.4%と高くなっており、2008年「エフティマイア」(15番人気)の連対実績もあることから、人気傾向との因果関係は気にしなくても良さそうです。また、奇数枠より偶数枠の連対率が2倍以上高くなっていることもデータ傾向として、付け加えておきます。


脚質からの傾向です。逃げ、追い込みとやりたい放題です。ペースや馬場状態によりどんなレースになるか分からない恐ろしいレースで、極力逃げ候補のラップ傾向を掴んだ上で展開予測する必要がありそうです。


キャリアからの傾向です。分布はキャリア2戦から8戦、意外と使えそうなデータといえます。注目はキャリア6戦で平均人気10.2に対し、平均着順が9.6と人気以上に走っていることから、人気になりやすいキャリア3,4戦のエリート馬よりは馬券的妙味はありそうです。ここではキャリア2戦から8戦以外のケースに於いて割引が必要であると申し上げておきます。


レース間隔からの傾向です。5週から9週のレース間隔に於いて連対分布に偏りがあります。2013年に「レッドリヴェール」が阪神JF(GⅠ)優勝後、18週明けぶっつけで同レース2着の実績がありますが、基本的には2週間隔以下、及び10週間隔以上は大幅な割引が必要です。



前走クラス、着順からの傾向です。下級条件からの連対実績はありません。下級クラス優勝からの昇級戦であっても大幅な割引は必要です。また、オープンクラス優勝からのローテーション
であっても着外40が示すように、過度の信頼は危険といえそうです。GⅠレースをステップとしたローテーションからの連対実績は前述にもあった2013年に「レッドリヴェール」のみで、該当馬があった場合は調教過程を含む判断が必要で、取捨選択は難しいといえます。
オープン特別レースをステップとしたローテーションからの連対実績は、2011年「マルセリーナ」がエルフィンステークス(3歳オープン)優勝から同レースも優勝の他、2009年「レッドディザイア」がエルフィンステークス(3歳オープン)優勝から同レース2着、2008年「ソーマジック」がアネモネステークス(3歳オープン)優勝から同レース3着とあるように、最低限優勝が連対条件といえそうです。
また、今年から同レースの王道ともいえるトライアルレース「チューリップ賞」がGⅡへ格上げされたため、GⅢ、GⅡ戦においてのデータはサンプルデータとなりますが、開催時期等のローテーションは変わっていないため、GⅢ時代(昨年まで)のデータを参考にして問題ないと判断しております。
GⅡレースに該当するレースはフィリーズレビュー(GⅡ)のみで、2008年「レジネッタ」が3着から、2017年「レーヌミノル」は2着から同レースを優勝しています。
このレースからの連対傾向としては3着以内、且つ1600mオープン戦で3着以内の実績が必要で、それ以外は大幅な割引が必要です。
最後にGⅢレースをステップとしたローテーションからの連対実績は、該当データの殆どがチューリップ賞となっており、2015年「クルミナル」、2013年「レッドオーヴァル」、2012年「ジェンティルドンナ」のように4着以下に敗れての連対実績もあるため、重馬場要因など敗因がはっきりしている場合は過度な割引は不要です。また、他の重賞レースで連対実績のあるクイーンカップ(GⅢ)、フラワーカップ(GⅢ)もありますが、優勝馬の輩出実績はないため、馬券予想の際に、連軸には不向きで、該当レースをステップとした場合の連対傾向として、2008年「エフティマイア」以外は、パーフェクトレコードとまではいかないものの、3着以下実績はなかったことから、該当の場合は大幅な割引が必要として結論づけておきます。

砂短(satan)
砂短(satan)の最終考察結果、及び結論はこちらです。
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